資格があると転職は有利

介護職員初任者研修の資格を持っていると転職しやすい理由の1つが「求人が多い」というものです。ホームヘルパーの事業をおこなっているところは規模の大きさにかかわらず常にヘルパーさんを募集しています。そのため「利用者からの依頼が来てもヘルパーが足りないという理由で断っている」業者もまた珍しくありません。求人が多いので年齢や経験の有無をあまり問われず、スムーズに就職ができるようになります。そして、ホームへルパーの資格自体も取りやすいのが特徴です。ホームヘルパー2級の資格を取るには130時間の講座を受ける必要があり、試験などもないので大体3カ月から6カ月間講座を受ければ誰でも資格を取ることができます。

転職しやすい2つ目の理由は「ホームヘルパー以外の仕事にも就ける」ことです。実は介護職員初任者研修の資格を持っていると 特別養護老人ホームをはじめ老人保健施設、有料老人ホーム、デイサービスセンターなどにも就職しやすくなります。これは全く介護のことを知らない人よりも、介護職員初任者研修ほどの知識や技術を持っている人のほうが仕事を早く覚えて即戦力になってくれるという事業所側の判断によるものです。ただし、介護職員初任者研修の資格だけだと雇用形態がパートやアルバイトであることが多いことには注意してください。正社員でかつ高い給料を得たい場合は介護職員初任者研修以外にも介護福祉士やケアマネジャーなどの資格が必要となってきます。